浮気をされた！離婚慰謝料を請求する期間や期限はあるの？
浮気をされて離婚をしたものの、その際は慰謝料の請求をしなかったというケースは珍しくありません。
一刻も早く離婚をしたい、争うのに疲れてしまった等の理由で慰謝料を請求せずに別れるケースはあるものです。
また、離婚時は浮気の事実を知らなかったという事もあるでしょう。
ですが、離婚をした後にやっぱり慰謝料を請求したいと考えてはいないでしょうか。
離婚をした後でも慰謝料を請求する事は可能なのか？と悩んでいませんか。
相手の浮気により離婚をした場合、慰謝料を請求する事の出来る期間や期限といった制約はあるのか見ていきましょう。
浮気が夫婦の破局理由の場合、離婚後であっても慰謝料を請求する事は出来ます。
離婚の原因が相手の不貞行為である事を証明出来るなら、離婚後であっても十分に慰謝料を貰える可能性はあるのです。
ですが、浮気による離婚慰謝料を請求するには、期間や期限があるため場合によっては既に慰謝料を請求出来ないこともあります。
また、離婚後に浮気の事実を知った場合も同様で、慰謝料が認められることも認められないこともあります。
現実的には、あまりにも過去の浮気の場合は、請求が認められないことが多いでしょう。
損害賠償の請求権の消滅
浮気をされた場合、その損害賠償として慰謝料を請求する権利があります。
ただし、それは不貞行為があったこと、そして浮気相手を知ってから3年間という期限があるのです。
ですから、相手を含めて浮気の事実を知ってから3年が過ぎてしまえば、慰謝料を請求出来なくなってしまうのです。
逆にいうと、離婚をした場合でもその事実を知ってから3年が経過していないなら、損害賠償の請求権は失われていない事になります。
また、請求権はその事実があってから20年が経過した場合は事実を知っていても知らなくても消滅してしまうので注意が必要です。
過去の浮気は事実関係を証明しにくい
離婚後であっても浮気の事実があってから20年以内、そして事実を知ってから3年以内という条件を満たす場合は、慰謝料を請求する権利が認められています。
しかし、過去の浮気を証明する事は難しく、また離婚後にその事実を知った場合は離婚の原因が浮気にあったことを証明する必要も出てきます。
ですから、慰謝料を請求するなら早めに行動に移した方が良いということは間違いありません。
まとめ
残念ながら浮気の損害賠償請求権には期限があります。 認められた期間内に請求をしない場合は、時効となってしまうのです。
期限内であれば離婚後であっても慰謝料の請求は可能ですが、時間が経過するほどにリスクは高くなってしまいます。
ですから、慰謝料を請求したいのであれば、離婚前から探偵を利用するなどして証拠を集め慰謝料請求の為の準備を整えておくことをオススメします。
