浮気をされた時の離婚慰謝料の計算方法は?調整係数って?
浮気をされて離婚となった場合、気になるのが慰謝料の金額ではないでしょうか。
もらえる慰謝料の金額によって離婚をするかどうか決断する人もいるでしょう。
そんな時、浮気の離婚慰謝料を自分で計算してみたいと思いませんか?
そこで浮気をされた時にもらえる離婚慰謝料の計算方法を見ていきましょう。
法律では離婚慰謝料の計算方法は決まっていません。
ですが目安となる計算式があり、その方程式は浮気の場合は基本慰謝料120万+相手の年収の3%×実質的婚姻年数×1(有責度)×調整数となります。
しかし、繰り返しになりますがこの計算式は参考程度のものです。
実際の裁判では、この計算式が使われるという事でもありません。
その事を念頭に置いておくようにしましょう。
調整係数とは
調整係数というのは、離婚をすることによってその後の生活にどの程度の支障が出るかということを表した数値になります。
例えば、有責配偶者と同じ程度、もしくはそれ以上の収入がある場合と専業主婦などで自身の収入がない場合では離婚後の生活困難度が異なるでしょう。
こうしたことを考えて、調整係数があるのですね。
同程度の収入がある場合は0.7、収入が劣る場合は0.9、無職なら1.1、無職でありこれまでに就業経験がない場合は1.3となります。
結婚年数や子供の有無も左右する
慰謝料には、いくつか金額をアップさせる要因があります。
例えば婚姻年数は長いほど金額はアップしやすくなりますし、子供の数も多いほど慰謝料は高くなる傾向にあるのです。
また、不貞行為の期間が長いことも慰謝料が高くなる要因となります。
まとめ
浮気の慰謝料を決める法的な計算方法などはありません。
ですから上記で紹介した計算方法は悪魔でも参考にしかなりません。
慰謝料の金額には決まりはないため、相手が了承すればその上限値はないのです。
ただいくつか慰謝料の金額を決定する要素があることも事実です。
これらを参考にして自分が離婚をした場合の慰謝料を考えてみるのも良いでしょう。