32.浮気で離婚をする場合に住宅ローンはどう影響する?
浮気により離婚となった時、問題となるのが住宅ローンの残っている不動産があるケースです。
離婚をしたいけれど、住宅ローンがどう影響するのか気になって安心して踏み切れない悩んでいる人も多いでしょう。
そこで浮気で離婚をする場合、住宅ローンはどのように影響をしてくるのか見ていきます。
住宅ローンの残っている不動産は、そのローンの名義や残額、不動産をどうするのかで影響が全く異なってきます。
問題が少ないのが住宅ローンの支払い者がそのまま住み続ける場合、もしくは家を売却したお金で残りのローンを残額完済出来る場合です。
一方で、不動産を売却してもローンが残る場合やローン名義ではない方が家に住み続ける場合などになります。
問題が少ないケース
住宅ローンは、名義人がその家に住むことが前提となっています。
ですから、ローンの名義人が離婚後もそのまま住む場合は、全く問題がなく今まで通りとなるのです。
不動産をどちらも拒否する場合は、家を売却することになります。
この時、アンダーローンとなり住宅ローンが完済出来た上に利益が出た場合は、その利益分を財産分与する事が出来るので問題はありません。
問題となりやすいケース
住宅ローンは、ローンの名義者がその家に住むことが前提となっているので、名義人以外が住む為には名義変更をする必要が出てきます。
ところが専業主婦やパートなどで収入が少ないと、この名義変更が出来ない可能性が高いのです。
また、不動産を売却する場合も、オーバーローンといって利益がローンを下回ってしまうと残りの金額を払い続けなくてはいけなくなってしまうのです。
そのため上記のようなケースでは、住宅ローンが離婚の妨げになることもあります。
まとめ
浮気をした相手と離婚をする上で住宅ローンの問題は、とても切実です。
まずは、住宅ローンの名義人の確認と残高、売却した場合の査定価格を出しておくと良いでしょう。
離婚をする上では、この住宅ローンの問題をクリアにしておく必要があるのです。